DIYを始められる方が最初に持っておくと良い道具について
少しお話しようと思います。
最近、DIYブームで色々な工具が発売されていますね。
一昔前はプロしか使っていなかった工具も手軽に手に入るようになりました。
DIYの道具を揃えたいけど、「どれを買えばいいのか悩むなー」という方もいらっしゃると思います。
我々は、木造の中古住宅をリノベーションして暮らしています。
耐震補強や電気工事等はプロへ依頼しましたが、できることは自分たちでやろうと思い、最初は手探りで工具や部品を選んでいました。
DIYを初めて4~5年経ち、最初に買って良かったもの・いらなかったものを紹介します。
※想定する作業は、壁や床に木を張ったり、家具を作る等の大工作業をイメージしてください。電動工具、細かい部品類や、塗装・左官については次回紹介します。
上の写真は、クサノユカリの道具箱(抜粋)
必須→〇 少し慣れたら→△ 不要・たまに使う程度→×
【〇 メジャー】
すでに持っている方が多いと思いますが、説明不要で必要なものです。
これから購入される方は、5.5mの製品が良いと思います。
(5mあれば、たいてい測れます)
【〇 垂直定規】
L型の鉄製の定規です。有名どころだと、シンワ測定から発売されています。
これは、30cmまで測れるのですが、細かい部分を測ったり、直角に線を引きたいときに便利です。
見た目もスリムで収納場所にも困らないし、数百円で購入できるので、あると便利です。
【〇 ノコギリ】
とりあえず1つあれば、木を切ったり形を整えたりできるので、必須です。
刃が取り換えられるものであれば、最初は安いもので十分だと思います。
値段より持ち手や手に取った時の感覚が自分に合っている物を選ぶと良いと思います。
【〇 水平器】
水平・垂直を測る道具です。家具を作ったり、壁に棚を設ける際に活躍します。
目分量だと後で歪んでた...と落ち込むことがあります。
1000円位で購入でき、作業前に色々と確認できるので、あると便利です。
【〇 脚立】
すでに持っている方もいるかもしれません。理想は高いものと低いものがあれば便利ですが、室内作業だけであれば4段くらいのもので十分かと思います。
【△ タッカー】
タッカーとは、大型のホッチキスのような道具です。
軽いもの(断熱材・防水シート・養生シート等)を留め付けるのに向いています。
又、椅子やソファー等の布地を木に留め付けるときにも使います。
作業内容によって、使う頻度は低くなるかもしれない為、△としました。
【△ ハンマー・金づち・トンカチ(言い方様々)】
定番と思われがちですが、最近は電動ドライバーがあるので、ビスを使った作業がほとんどです。釘打ちの作業がほとんど無く、出番は少ないかもしれません。
ただ、木材をはめ込んだり、力を加えたいときには使うこともあるので、△としました。
【× 墨壺】
大工さんが現場で床等に線を引いている道具です。
糸を引っ張って、ぱん!とはじく様子はかっこいいですが、DIYではあまり使いません。
慣れてきてからどうしても必要だ。となった時でも問題ないと思います。
(ちなみに我が家にはまだありません。)
【× 工具箱】
DIYを始めるとき、工具箱があるとかっこいいですよね!
私も始めたばかりの頃は欲しいなと思い、物色していました。
工具箱自体はとても便利なものだと思いますが、「最初」は不要だと思います。
DIYに慣れてくると、他の工具が欲しくなりますし、自分なりに使い勝手ができます。
なので、慣れてきて必要だと思う時に自分に合ったものを購入した方が、無駄にならないと思います。
最初は、100円均一のプラスチックのかごで十分ですよ!
長くなりましたが、ざっと道具偏を紹介しました。
あくまで参考ですが、これからDIYをはじめられる方の参考になれば幸いです。
クサノユカリ建築設計室では、設計依頼はもちろん、「一部分だけ自分で仕上げてみたい」「自分で棚を作ってみたい」等のDIY欲にも柔軟に対応いたします。
お気軽にお問い合わせください。
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