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【家づくり】外壁仕上の選定について(素材の特徴)

こんにちは。クサノユカリ建築設計室です。


家の顔といえば、外観(ファサード)です。

材質や色・柄、色分けをするかどうか、全体のバランス等、悩ましいところですよね。


クサノユカリ建築設計室で使う外壁は、塗装・左官・木・ガルバリウム鋼板です。

住宅で最も一般的な窯業系サイディングは極力採用していません。


窯業系サイディングって何?という方は周りの住宅を見回してみてください。あるいは、ハウスメーカーや建売住宅のホームページを見るとまず目に飛び込んでくる素材です。

石目調・レンガ調・木目調など、色柄はたくさんありますが、〇〇調というところからもわかるように全てフェイクです。中身はセメント質の原料と木繊維などの繊維質の原料を固めたものです。表面は塗装で様々な色柄を作り出しています。


なぜ、これほどまでに広く使われている素材を使わないのか?

理由は二つあります。


理由① 耐久性(メンテナンスコスト)


窯業系サイディングは工業製品であることから半永久的だと思っている人も多いようですが、基材には防水性がないことから表面の塗装で水を防いでいます。

その塗装は5~10年で塗り替えが必要です。またサイディング板の縦の継ぎ目に入るシーリングも紫外線により劣化しますので、打ち替えが必要です(あちこちで足場を掛けて塗り替えをしているのを見かけますよね?)。


ほぼ塗装とシーリングで防水している素材なので、これを怠ると内部まで水が侵入する原因となります。また、塗装の割れ目などから水が侵入して凍結すると膨張してひび割れが広がってしまうこともあります。


この塗装改修やシーリングのやり替えは、工事費用は足場代も含めると100万円を超えることも珍しくありません。=窯業系サイディングは外壁材の中では安価な材料ですが、ランニングコストがかかる素材です。

何十年も住み続ける家で5〜10年ごとに100万円もかかるなんてもったいないと思いませんか?


理由② 景観(外観デザイン)


窯業系サイディングには非常に多くの色柄のラインナップがあります。木目調・タイル調・レンガ調 等々・・・すべて「〇〇調」ということは、所詮はフェイクです。

テーマパークの偽物感にも似た安っぽさがあり、経年変化も味わいというよりはみすぼらしくなってしまうのがフェイク素材の残念なところです。


一方、自然素材はどうでしょうか?

分かりやすい例として、古い建物が立ち並ぶ旧街道や古い住宅群が日本各地にあります。よく人気の観光地になっていたりします。

古い町並みは、羽目板や焼杉、土壁や漆喰などの自然素材を使用した壁や塀がずらっと立ち並び、同じような家が並んでいても、統一感があり、素晴らしい景観だと感じます。

木や左官材は経年劣化ではなく、経年変化を楽しむ素材であり、年月が経つと味わいが出る素材です。

建ててすぐはどんな素材でもきれいに見えますが、何十年先も美しく、時間に耐えうる素材であるかどうかが重要だと思います。


長くなりましたが、今回は普通に使われている窯業系サイディング以外にも素晴らしい素材があることを知っていただけたらと思い、ブログにまとめました。


次回、コストについてもご紹介できればと思います。


ハウスメーカー等では膨大なサイディングのカタログを見せて、その中から選んでもらうことによってお施主様が自分の個性を出したかのような方法をとっている会社も多いです。


クサノユカリ建築設計室では、外壁の種類と素材の魅力を説明し、3Dパースや仕上材の見本を確認してもらい、地域・デザイン・気候風土に合わせた素材選びを大切にしています。

(建築家と作る家づくりの魅力の一つかもしれませんね(^^))


もちろん、新築だけでなくリノベーションでも同じですので、色々な仕上げを知りたい。色味にこだわりたい。と思ったら、お気軽にご相談ください。




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