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道頓堀のレストラン
大阪・難波、賑わいあふれる道頓堀に位置するこのレストランで、私たちはデザイン監修を担当しました。空間は、エントランス、廊下、ホール、個室、厨房という明確な構成で計画。エントランスでは、天井に仕込まれた柔らかな光がゲストを静かに迎え入れ、期待感を高めます。
私たちは、この場所に異なる感覚を持つ2つの空間を創出しました。引き戸を開けた先の個室空間は、白で統一された壁とテーブルが、凛とした静けさを演出。一方、廊下を抜けた先のホール空間では、ブラケット照明が壁面に優雅な陰影を落とし、光そのものが主役となっています。
ホールの壁材には、素朴な質感を持つ木毛セメント板を採用。そのナチュラルな表情に合わせ、壁と天井には3種のグレー塗装を施し、空間全体に一体感と奥行きをもたらしました。一つのレストランの中で、異なる空気感を織りなしながらも、静かに響き合う空間。ここでは、食事だけでなく、"場所そのもの"が特別な体験となります。

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